企業責任責任あるゲーミング
多国籍・多文化統合型リゾートの運営企業として、メルコリゾーツは事業地域の持続的な成長に貢献できる企業市民であるための努力を惜しみません。さらに、メルコリゾーツは適切なソーシャル・セーフガードの実施を通して地域コミュニティの利益を保護するよう努めています。
統合型リゾート運営企業の社会的責任として
メルコリゾーツは、異文化や信念の違いを尊重する統合型リゾート運営企業です。実効性の高いコーポレート・ガバナンスを維持し、コーポレート・レスポンシビリティ方針を実践してきたことを誇りに思っています。
社会的責任を背負うことは、欠かせない会社方針のひとつであると考え、責任あるゲーミング(Responsible Gaming, 略称:RG)はチャリティー活動の中枢だと捉えています。
責任あるゲーミングを提供することは、メルコリゾーツが力を入れている分野のひとつです。その証に、会長兼CEOローレンス・ホーが役員を務める弊社のRG運営委員会により、責任をもったゲーミングについての取組みが次々と展開されています。
「責任あるゲーミング」の認知を社員に徹底
数ある取組みの中のひとつとして、新入社員のオリエンテーションの中にRG研修が含まれています。全員がRGに関する知識を認識するために社内インターネットTV「Melco TV」や従業員イントラネットで視聴できる「RG教育ビデオ」を観るよう推奨されています。メルコリゾーツ社内には、責任あるゲーミングに関するポスターやチラシ等が設置されております。
また、利用者の求めに応じて「自己管理」に関する支援を提供するための専門知識を持ったRGアンバサダーも常駐しております。ご興味のあるお客様は、シティ・オブ・ドリームスのHPから無料コンサルティングサービスに関する情報を是非ご覧下さい。
自らカジノ入場を阻止できるサービスを提供
助けを必要とするカジノ利用者に適切な支援をするために、メルコリゾーツはDICJ※の自己管理スキームおよび第三者からの管理要請措置を取っています。自己管理スキームは、自分がギャンブルの問題を抱えていると自覚している利用者が、自らをカジノ立ち入り禁止にできるサービスです。
第三者管理は、配偶者、直系尊属、直系卑属または2親等内の親族を含む家族がDICJに入場禁止を申請することができるサービスです。家族が、本人にとってギャンブルが問題だと判断した場合に、当該地域すべてのカジノへの入場を禁止することができます。入場禁止が有効かどうかは、本人の同意によって決まります。
このプログラムが開始されて以来、メルコリゾーツはどちらのサービスも利用者とそのご家族に提供しています。
※DICJ:マカオのゲーミング規制当局(Gaming Inspection and Coordination Bureau)
ギャンブル依存対策としてAIや生体認証使うシステム「メルガード」を独自開発
メルコリゾーツは、ギャンブル依存症対策とセキュリティ対策を実現するために生体認証を活用したセーフガードシステム「メルガード」を独自に開発しました。すでにマカオのゲーミングフロアに顔認証システムを導入し、ギャンブルの問題を抱えるプレイヤーを含め入場制限が課せられている人物の入場管理を行っています。
「メルガード」は、日本市場が世界で最も厳格な入場規制のもとで安全性強化策を求められることに対応するために、生体認証システムに加え、人工知能、ブロックチェーン、マイクロサービスなどの最先端テクノロジーを利用した、リアルタイムに稼働するシステムとして開発を進めています。
キオスク端末と入退場ゲートで構成される「メルガード」の5つある主要機能のうち、ファミリープロテクト(自己排除・家族排除プログラム)とパトロンブロックチェーン(政府機関とゲーミング運営会社との間でデータ連携を可能とする暗号化された分散型台帳)については、オープンソースとして同業者およびビジネスパートナーに提供するとともに、日本政府には無償提供しギャンブル依存症対策に貢献いたします。
キオスク端末と入退場ゲートで構成される「メルガード」